なくなってもいい

人の命は地球より重い

そんな言葉をたくさん見かけるのに

貧困や暴力にさらされている人たちがたくさんいる

お金があるのなら食べ物があるのなら力があるのなら

すべてをその人たちのために使えばいい

全部なくなって国がなくなったとしてもだ

人が残れば

困った人を救うために失ったものなどなにもない

人の命が地球より重いなんて思わない

重さの問題じゃない

比べるものでもない

ただ困っている人がいたら助けたいと思う

その気持はなくしたくない

 

コーヒー農園には行かない

日本で米っていうのと同じだよブラジルってコーヒー

ブラジルは日本の何倍の大きさ

農園巡り

10日でどれくらいの農園を回れるの

それを各国

いくらかかる渡航費滞在費

その金を価格に反映させたい

私はコーヒー好きでもコーヒー屋でもない

コーヒーロースター

できうるだけ自分の焙煎に合ったコーヒーを仕入れる努力をし

少量ずつ焙煎して新鮮なコーヒーを販売するだけ

ディスカウントもポイントカードも虚栄心を満たすなにかもないけれど

値段相応なコーヒーはある

どこよりも新鮮なコーヒーが

農園主と肩を組んで笑う写真はないけれど

大きな百貨店で売られるコーヒーもないけれど

ずっと買い続けてくれる人たちがいて

焙煎量が増え続けていることが誇りです

一生コーヒー農園には行かないし

コーヒーを語ることもないでしょう

少しでもいいコーヒーを焙煎したいだけなんだ

かもしれない 

問題を単体で考えるとそのことは解決するかもしれない

それが解決することにより違う場所で新たな問題が起こるかもしれない

雪崩になる前に止めないと被害は甚大になるかもしれない

それならば最初の問題を解決せず先送りにするもの知恵かもしれない

だからと言って俯瞰で考えていると大切なものが見えなくなるかもしれない

近くと遠くで見て考えるといいのかと言うとちょっと違うのかもしれない

その間くらいのところがもしかしたらキモなのかもしれない

 

怒ったり抗議している間に状況はよくなるかもしれないし悪くなるかもしれない

解決するよりも解決しないで一緒に抱えて生きていくという人たちが増えるかもしれない

そうすると世界は平和になるかもしれないしならないかもしれない

分断ではなく話し合いを

議論ではなく雑談を

くたくたになってそれでも話して疲れ果てたら一緒に飯でも食えば心が通じ合わなくても大丈夫なのかもしれない

 

 

機械だから

命がないから

意志がないから

声なんか聴かなくてもいい

そう思っているのかもしれない

機械だから

命がないから

意志がないから

耳を澄まさなければいけないのかもしれない

声は

ある

どこにでも

なににでも

聴こうとする耳に

声は聴こえる

 

コペンハーゲン・ハーバー・バス

地球温暖化という政治の道具もしくは宗教のために莫大な金をつぎ込んで公衆衛生や広域伝染病に注意しないのはバカげているとフリーマン・ダイソンはずっと言っている。オゾン層が壊れてしまう前に人は伝染病で絶滅するかもしれないししないかもしれない。地球は恐ろしく長い時間をかけて温暖化になったり寒気に襲われたりを繰り返している。平均気温ってなんだ?どこで誰がどんな風に測っているんだ。そしてそれは10年前と同じ場所同じ時間に測ったもので比べられる対象なのかとダイソンは言う。

 

コペンハーゲン・ハーバー・バスに行きたい。

 

経済が停滞した国。成熟してしまってもうなにも欲しいものがない。欲望に限界はないと言われているけれど社会の欲望はあるところで止まってしまう。そうなると壊すしかない。新しい欲望を喚起するため戦争に向かおうとする。これは人の意志なのだろうか?それとも民族?国?それとも見えないものの意志。歴史は繰り返すというけれど、事実はわからない。勝者が都合よく変換したものを歴史と呼ぶのならそこから学ぶものなどない。いやいや、そんなことはない。どっちだ?

 

コペンハーゲン・ハーバー・バスに行きたい。

 

恋人たちは手をつないでいるのだろうか?恋人たちはチューをしているのだろうか?恋人たちはおいしいものを食べているのだろうか?恋人たちは未来に希望を持っているのだろうか?恋人たちはダンスを踊っているのだろうか?恋人たちは月を見上げて吠えているのだろうか?恋人たちは明日の予定にため息をついているのだろうか?恋人たちは夜中に野良猫を見て微笑みあっているのだろうか?恋人たちは青い夕べの中で揺らめいているのだろうか?恋人たちはすべてを諦めていないだろうか?

 

あー、コペンハーゲン・ハーバー・バスに行きたい。

 

 

夏の終わりとマシンガン・ブルーズ

突然の夏雨を避けるように長い長い坂を下り切った場所は坂だった

ありとあらゆることが語りつくされもうそこには何もないはずなのに

まだ言葉を信用しているっていうのは滑稽なことなのだろうかと君が言う

古いビルの屋上に鎮座するぼんやりとした球体の前に神様はいる

神様を作ったのは人間だから神様はこの世界で殺戮を繰り返す

無常であるのは鏡わたしたちの鏡なんだぜと嘯くマリガン・ジョー

たどり着かない城に向かうかとにかく井戸を降りて行くのか

決めるのは自分だとしたら長い長い坂を下り続けるほうがいい

いろんなものに出会うけれどそれらは自分になんら影響を与えるものではない

この世界の外側があると思っているように自分の内面など思い込みに過ぎない

操る人のいない傀儡だからと言って中心には何もないなどと言うつもりはない

誰かがハローハローと誰かを呼んでいる

どこまで行っても一方通行のこの場所で

 

どこまで話したっけ?

まだまだ夜は明けないから最初から話そうか

眠くなれば眠るといい

たいした話じゃない

君にとっても世界にとっても

もちろん私にも

 

邪魔をしたくないし尊大な態度をとりたくないあくまで謙虚で倫理的でありたい

悲しい人がいると一緒に悲しみ喜んでいる人がいるとすっとその場を後にしたい

やがてくる寒い寒い冬の準備をしなきゃ

至るところで神はせっせと作られている昨日も今日も明後日も

だけど作られる神以上の数の天使たちが至るところのいるのが見える見える

だって夏はもう終わるから

 

 

 

 

 

 

ラーメン食べたい

マルちゃん正麺やラ王みたいなんはちょっとちゃうねん

なんで?おいしいやん

あんな本格的なやつちゃうねん 食べたいやつは

おいしかったらええやん

もっとなお菓子的なふにゃふにゃした感じ どん兵衛もなんであんなに本格的な麺にしたんやろ?

そりゃ そっちがいいって人が多いからやろ

そうなんかな 赤いきつねは未だにめっちゃふにゃふにゃやん

でもどん兵衛の方が売れてるやろ

そうなん?

しらんわ そんなん

家で食べるんは本格的でなくていいんや

って さっきから本格的 本格的って その的ってなんなん?

スピード感的なやつ

本格とちゃうん スピードちゃうん 的とか感とかいらんわ!

・・・・

ほんでな ちゃんとしたラーメンを店で食べたら700円くらいするやろ それを家族4人 だいたい標準的な家庭の人数な しらんけど たぶんそんなもんやろ そしたら2800円 消費税入れたら3000円超えてまうやん ちょっとしんだーない 時給800円で8時間×20日働いてなんぼになると思う?そりゃ1回のラーメンで3000円超えはちょっとしんだない

・・・・ そやな

やろ? だから 本格的なラーメンでええねん 特売やったら5個入りで298円とかで買えるし 万々歳やん

(4人家族で5個入りって数合わんやん で 消費税入れたら300円越えるやん でもってそんなに特売やってないし やってたとしても売れ線の塩味とか除外されてたりするし って本格的って言うてるやん)・・・・ほんまやな

なんかこんな話してたらラーメンたべたなってきた

そやな

たしかサッポロ一番あったな

・・・・

サッポロ一番の塩味がいちばんやな