平熱
常に平熱でいる
商売をする上で心がけていること
信者を作ったりファンを増やすなんて考えない
15年前にはじめた頃はいろんなビジネス書を読んでそんなこと考えてたけど
私のやりたいこととは違うと思った
等価でありたい
どちらが上とかではなく
そう近所の肉屋に豚肉を買いに行くように
本屋に雑誌を買いに行くように
八百屋で大根を買うように
コーヒー屋にただコーヒーを買いにいく
長く続けるために必要なのは信用
だから大切なのはマーケティングではなく商品力を上げること
いいものだから売れるわけではないけれど
売れ続けるにはいいものを作らなければならない
15年やってきてそう思う
最初の頃のコーヒーは酷かった
酷かったけれど付き合ってくれる人がいた
とにかくその人たちのためにいいコーヒーを作りたかった
最初の売れているは商品力とは無縁なことが多い
最初ヒマで勘違いできなかったのがすぐ天狗になる私にはよかったんだろうな
平熱で踊り続けるのが商売
熱狂したければ自分の趣味でやればいい
熱狂はいつか覚める
だけど、生活は続いていくんだ
平熱でもの心の中で燃えることだって出来る
その火を消さないよう
誰かの言葉に流されないように
自分を信じてみよう
ビビりながらね