コペンハーゲン・ハーバー・バス

地球温暖化という政治の道具もしくは宗教のために莫大な金をつぎ込んで公衆衛生や広域伝染病に注意しないのはバカげているとフリーマン・ダイソンはずっと言っている。オゾン層が壊れてしまう前に人は伝染病で絶滅するかもしれないししないかもしれない。地球は恐ろしく長い時間をかけて温暖化になったり寒気に襲われたりを繰り返している。平均気温ってなんだ?どこで誰がどんな風に測っているんだ。そしてそれは10年前と同じ場所同じ時間に測ったもので比べられる対象なのかとダイソンは言う。

 

コペンハーゲン・ハーバー・バスに行きたい。

 

経済が停滞した国。成熟してしまってもうなにも欲しいものがない。欲望に限界はないと言われているけれど社会の欲望はあるところで止まってしまう。そうなると壊すしかない。新しい欲望を喚起するため戦争に向かおうとする。これは人の意志なのだろうか?それとも民族?国?それとも見えないものの意志。歴史は繰り返すというけれど、事実はわからない。勝者が都合よく変換したものを歴史と呼ぶのならそこから学ぶものなどない。いやいや、そんなことはない。どっちだ?

 

コペンハーゲン・ハーバー・バスに行きたい。

 

恋人たちは手をつないでいるのだろうか?恋人たちはチューをしているのだろうか?恋人たちはおいしいものを食べているのだろうか?恋人たちは未来に希望を持っているのだろうか?恋人たちはダンスを踊っているのだろうか?恋人たちは月を見上げて吠えているのだろうか?恋人たちは明日の予定にため息をついているのだろうか?恋人たちは夜中に野良猫を見て微笑みあっているのだろうか?恋人たちは青い夕べの中で揺らめいているのだろうか?恋人たちはすべてを諦めていないだろうか?

 

あー、コペンハーゲン・ハーバー・バスに行きたい。